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高位脛骨骨切り術
高位脛骨骨切り術について
日本人の多くがO脚で、膝の内側への偏った荷重ストレスのため、膝の内側に軟骨損傷を起こします。これを内側型の変形性膝関節症といい、立ち上がり時や歩行時に膝の内側に痛みを出すのが特徴です。 高位脛骨骨切り術は、この偏った膝の内側への荷重ストレスを膝の中心から外側に分散させる事により、痛みを和らげ、関節の変形進行を予防出来ます。 この手術の最大のメリットは自分の関節を温存させる事ができるため、膝の曲げ伸ばしが制限されません。農業等の膝を深く曲げて行う仕事に従事している患者さんには最適な手術になります。
実際の手術
まずは関節鏡を行い、膝の状態を確認します。炎症を起こす原因(滑膜、遊離軟骨)を除去し、痛んだ半月板の処置を行います。最後に膝の内側と外側の軟骨の状態を確認し、外側の軟骨が正常であれば、高位脛骨骨切り術に移ります。 高位脛骨骨切り術は脛の骨の内側を切り、矯正した状態で、人工の骨を入れ、金属のプレートを用いて固定します。
Q&A
- 年齢制限はありますか?
- 年齢制限はありませんが、骨が弱い状態の方は出来ない事があります。
- 膝はどのくらい曲がりますか?
- 手術前の角度まで曲がります。痛みが和らぐ事で、手術前より曲がる事もあります。
- 入院期間はどのくらいですか?
- 手術後2週から歩行訓練が可能になり、3週で全ての体重をかけて歩ける様になるので、 1ヶ月程度の入院になります。
- スポーツは可能ですか?
- 多くのスポーツが可能です。
- 金属は抜去する必要がありますか?
- 手術後1年から1.5年で抜去します。
その際に、再度、関節鏡を行い、軟骨の状態を確認します。
多くが軟骨の再生を確認出来ます。
下記サイトに、高位脛骨骨切り術の相談や手術を行っている施設に「整形外科 押領司病院」が掲載されています。