お知らせ
田口 道義さん(手術時65歳)
ミニテニスの練習中にスマッシュした時、突然力が入らなくなって痛みが発生しました。
右手は動かせるものの、腕を上げたりする特定の動作をする時に痛みがあり、過去に体験した「五十肩」のようにも思えました。
診察してもらうと右肩の腱板が切れているとのことでした。腱板の断裂は自然には治らないということで、早速手術日を予約して、それまでの間に痛みを和らげるリハビリを受けました。
手術前日に入院して翌日が手術日になりますが、やはり手術は不安でした。
でも看護師の方の丁寧な事前説明や、手術直前の寺谷院長先生の励ましの言葉で心が落ち着きました。
「鏡視下腱板断裂修復術」という先進的な手術は全身麻酔で行われ、約1時間半で終了しました。肩の付近に約1㎝のメスを4か所入れるだけで、傷跡もほとんど目立たなくて何と言っても体にダメージが少ない分、術後の痛みが少なくて済み、回復に要する期間も短縮されるメリットがあります。
さすがに手術当日の夜は痛みが残りましたが、その後は担当の理学療法士の方のリハビリを受けながら日増しに回復していく実感を味わう喜びと、退院の日を待ち望む日々が続きました。
手術後に先生から「切れていたのは1本だったけど、切れていた腱が他の腱に悪さしていたので、そこもきれいにしておいたからね。」と説明を受けて、「なんだか全部良くなってくれそう」と凄い安心感に浸りました。
個人差はあるようですが、私は腱板を切断してから直ぐに手術したのが良かったのかもしれませんが、入院期間中何の心配もなく退院まで順調に経過しました。
私は退院後5か月目にミニテニスの練習を開始できる許可を先生からいただきました。三ヵ月・半年・1年ごとの検査も順調で、今日最終の3年目の検査を受診しました。
「鏡視下腱板断裂修復術」は高度な技術を要する手術なので、先ず信頼できる執刀医の先生が第一で、それを支援する看護師や理学療法士等スタッフの連携が整っていることも大事です。私はこの病院で手術を受けられたことが大変良かったと感謝しています。
おかげさまで、現在の右肩は断裂前とほとんど変わらない状態で、趣味のミニテニスを満喫しています。昨年の宮崎県ねんりんピックミニテニス60代男子の部で三位、今年は準優勝することが出来ました。これからも優勝目指して練習していきます。
早く手術して本当に良かったと思っています。